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  せっかく本を読むのなら面白い方がいいに決まっています。

中学入試や高校入試の国語の問題に題材として使われた小説は、作品としての完成度が高いものばかりです。逆に言えば、高い完成度を誇っているからこそ入試に採用されたのです。過去問演習で読んだ作品の続きが読みたくて本屋さんで探して読んだ、なんて人も多いんですよ。
そんななかでも、特にPROゼミが推薦するのが今年の入試で最も多く出題されたベスト5です。
中学入試に登場する小説は、少年・少女を主人公にしたものがほとんどです。少年・少女の成長を描く作品は、少年・少女だけでなく、昔の少年・少女たちをも感動させてくれること間違いなしです。
是非、親子で読んでみましょう!
 
       
  ■平成25年度入試に多くの学校が採用した作品 ベスト5  
 
   
   
くちびるに歌を
中田 永一
(小学館)
長崎県五島列島のある中学合唱部が物語の舞台。合唱部顧問の松山先生は産休に入るため、中学時代の同級生で東京の音大に進んだ臨時教員・柏木に、1年間の期限付きで合唱部の指導を依頼する。
それまでは、女子合唱部員しかいなかったが、美人の柏木先生に魅せられ、男子生徒が多数入部するも、男子部員と女子部員の対立しが激化する。夏のコンクール県大会出場に向け、女子は、これまで通りの女子のみでのエントリーを強く望んだが、柏木先生は、男子との混声での出場を決めてしまう。
一方で、柏木先生は、Nコンの課題曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」にちなみ、十五年後の自分に向けて手紙を書くよう、部員たちに宿題を課していた。提出は義務づけていなかったこともあり、彼らの書いた手紙には、誰にもいえない、等身大の秘密が綴られていた……。
 
   う      
 
またやぶけの夕焼け
高野 秀行
(集英社)
自分たちの考えた遊びに熱中して、くだらないことで原の底からゲラゲラ笑って、仲間といっしょにどろんこになって、気がつくともう夕暮れ。そこかしこから夕餉のおいしそうなにおいがただよってくると、さあ、今日の晩飯は何かな? 
キラキラした小学生時代をたくましく生きるカッチャン軍団と一緒に遊んだような楽しさを味わえる、おかしくて大笑いできる一冊。
 
           
 
最果てアーケード

小川 洋子
(講談社)
ここは、世界で一番小さなアーケード。ひと癖ある店主たちが軒を連ねる。そして、彼らを見守る大家の「わたし」は、今日もお客様をお出迎え。でも、なぜかお客様は皆、「死」のにおいが。この不思議なアーケードで、生と死のドラマが始まる!  
           
     
小学五年生
重松 清
(文芸春秋)

全17編全部主人公は小学五年生男子。
意外とおとなで、やっぱり子ども。人生で大事なものは、みんな、この季節にあった。涙と笑顔の少年成長物語です。
 
           
   

道尾 秀介
(光文社)
あのころ、わたしたちは包まれていた。まぶしくて、涙が出る――。

都会から少し離れた山間の町。小学四年生の利一は、仲間たちとともに、わくわくするような謎や、逃げ出したくなる恐怖、わすれがたい奇跡を体験する。 
 
           
  ■平成24年度入試に多くの学校が採用した作品 ベスト5     
 
   
しずかな日々
椰月 美智子
(講談社)
おとなへの扉を開きはじめた少年の物語。
ぼくは母さんとふたり暮らしの小学5年生。同じクラスになった押野のおかげで、ぼくの毎日は一気に色づいた。
野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞ダブル受賞作。
 
 
             
 
今ここにいるぼくらは
川端 裕人
(集英社)
美しい自然が残る里山の近くで暮らす小学生・大窪博士。読書が何より好きな博士だったが、放課後や夏休みには近所の野山を駆け回る日々。ちょっと変わり者のクラスメイトのサンペイ君や妹と、UFOを見に行ったり、「オオカミ山」に住むオニババを訪ねたり、小さな冒険を重ねる。しかし、ある日なぜか博士はクラス中から無視され始めて……。
懐かしい昭和の風景の中で語られる少年の爽快な成長物語。
 
   
             
 
十二歳
椰月 美智子
(講談社
鈴木さえは小学6年生。ポートボールが大好きで友だちもいっぱいいる楽しい毎日だったはずなのに、突然何かがずれ始めた。頭と身体がちぐはぐで何だか自分が自分でないみたいな気がする。こんな私でも大人になったら、みんなが言うように「何かになれる」んだろうか?
第42回講談社児童文学新人賞受賞作。
 
   
           
 
ポニーテール
重松 清
(新潮社)
マキとフミは、できたてホヤホヤの「新米きょうだい」。二人の心は、近づいたり離れたり、すれ違ったり衝突したり…こんなふうにして、わたしたちは少しずつ家族になっていく。母を亡くした小学四年生のフミ。親の離婚で苗字も学校も変えなくてはならなかった六年生のマキ。それぞれの父母が再婚して「家族」となった二人の少女が過ごした始まりの日々を、やさしく見つめる姉妹小説の決定版。   
           
 
小学五年生
重松 清
(文芸春秋)
重松清は、中学入試の常連作家です。ここ10年くらいでは、おそらく彼の作品が最も多く採り上げられているのではないでしょうか。
平成25年度入試でもランクインした『小学五年生』は、重松作品の本道とも言うべきものです。
 
 
           
  ■平成23年度入試に多くの学校が採用した作品 ベスト5      
 
   
 
野川
長野まゆみ
(河出書房新社)
両親の離婚により転校することになった音和。野川の近くで、彼と父との二人暮らしがはじまる。新しい中学校で新聞部に入った音和は、伝書鳩を育てる仲間たちと出逢う。そこで変わり者の教師・河合の言葉に刺激された音和は、鳥の目で見た世界を意識するようになり……。
ほんとうに大切な風景は、自分でつくりだすものなんだ。もし鳥の目で世界を見ることが、かなうなら……。伝書鳩を育てる少年たちの感動の物語。
 
   
             
 
しずかな日々
椰月 美智子
(講談社)
椰月美智子(やづきみちこ)は、ここ数年コンスタントに入試の素材として採り上げられるようになった作家です。児童文学のジャンルに分類される作品が多い、知る人ぞ知る作家です。
れる作『十二歳』で、講談社児童文学新人賞を受賞、『しずかな日々』で野間児童文芸賞と坪田譲治文学賞をダブル受賞しています。


   
             
 
こちらの事情

森 浩美
(双葉社)
母を介護施設に送り出さなければならない苦悩の息子に、母が言う。「人の手は二つしかない。大事なものができれば、先に持っていたものは手放さなくちゃ」(荷物の順番)。
『家族の言い訳』で熟年世代に涙を伝わせた著者が放つ、期待の短編集。
 
   
             
 
たまごを持つように
まはら 三桃
(講談社)
不器用な中学弓道部男女3人。
たまごを持つように弓を握り、手探りで心を通わせていく。弓道への情熱、不器用な友情と恋愛。こわれやすい心がぶつかりあう優しい青春小説
。 
   
             
 
西の魔女が死んだ

梨木 香歩
(小学館)
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが……。
生きる力を与えてくれる、癒しの児童文学、誕生。

第44回小学館文学賞受賞
児童文学者協会新人賞受賞
新美南吉文学賞受賞